保湿成分を補って水分の蒸発を防ごう

そもそも化粧品で水分自体を補う事は難しい

スキンケアに励む女性の多くは、化粧水や美容液など保湿を目的とするアイテムを「肌に水分を補給してくれるもの」と捉えている傾向があります。しかしこれは間違った考え方です。そもそも肌は、肌内部に有害な物質が侵入するのを防ぐためにバリアを作っています。このバリアがいわゆる角質と呼ばれるものです。角質は時として肌に不要なもののひとつとして語られる事もありますが、実は肌の健康を支える重要なものなのです。

この角質がバリアとして正常に働いている限り、化粧水や美容液などに含まれている水分が、肌の奥にまで浸透して肌自体の潤いになる、というような事は起こりません。万が一このバリアを破って水分を送り込もうとすれば、他の肌にとって有害な物質の侵入まで許す事になるため、肌に重大なトラブルが起きかねないのです。

スキンケアでは肌の水分を逃さないようにする事が大切

スキンケアにおける保湿の基本的な考え方は、化粧水や美容液などで水分自体を補うのではなく、これらのアイテムに含まれている保湿成分の力を借りて、肌から水分が蒸発するのを防ぐ事です。代表的な保湿成分にはヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどがあります。肌の保湿を目的にスキンケアアイテムを購入する時は、これらの保湿成分が十分な量で配合されているものを選択しましょう。

また年齢を重ねて皮脂の分泌量が低下している方は、スクワランやシアバターなどの油分が配合されたクリームの使用も保湿に効果的です。皮脂は肌から水分が蒸発するのを防ぐ働きがあるため、その分泌量が低下している場合には、スキンケアで皮脂と同じような働きをする油分を補ってあげる必要があるのです。20代や30代の方でも、乾燥肌に悩んでいたり目元や口元などの部分的な乾燥が気になったりする方は、クリームを使って油分を補いましょう。